ネバネバ・ベタベタの正体

虫歯菌つまりミュータンス菌も生き物ですから、生きていくためにはエサが必要です。

 

歯磨き,虫歯防止

彼らのエサになるのが糖類です。

 

糖類といっても砂糖だけではではありませんよ。ご飯や麺類などの炭水化物も糖類の仲間なので、彼らのエサとなります。

 

PMTC

エサをとれば私たちと同じように様々な排泄物や分泌物が生み出されるのですが、細菌や藻といった微生物は自分の体を守るためにネバネバした物質を出します。川べりの石やお風呂・台所の排水管にこびり付いたあのネバネバは、まさにそこに細菌がたくさんいるよ!という証拠なのです。

 

バイオフィルムは歯磨きでは落とせない!

バイオフィルム

口の中に食べかすなどがたくさん残っていると、虫歯菌をはじめとした雑菌は食後約8時間でプラークとよばれる細菌のコロニーを作り上げます。

 

さらにコロニー内の細菌の種類も数も多くなり、プラーク表面がまるで丈夫なシートで覆われたような状態になると、バイオフィルム(菌膜)とよばれるようになります。

 

バイオフィルム

バイオフィルムは普通の歯磨き粉や市販の洗口液でそぎ落とすことはできません。

 

市販の歯磨き粉を付けて普通の歯ブラシを使って強い力でバイオフィルムを物理的力に削り落とそうとすれば、歯の表面(エナメル質)まで傷つけてしまい、虫歯菌がさらに歯の奥のほうにまで侵入させてしまうことになるので本末転倒です。

 

普通の殺菌薬や抗菌薬もバイオフィルムを通過できないので無力です。

 

ここで誰でも疑問に感じませんか? それだけ強力なテントで覆われているのだから、エサになる糖類もとることができなくなるので虫歯菌をはじめとしたバイオフィルム内の細菌は死滅するのでは?という疑問です。

 

実はプラークもバイオフィルムも糖類(多糖類)でできているので、そのまま彼らのエサになってしまいます。虫歯菌は自分自身が作り出した物質を食べて活動することができるという循環型社会?を作り出すので、一度でもバイオフィルムが形成されてしまうと、何か手を打たなければ後は虫歯の進行を待つだけということになってしまいます。

 

虫歯菌,殺菌

 

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